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物語「ミノアの虜」 ブログトップ

「ミノアの虜」・・・タイトルのこと。 [物語「ミノアの虜」]

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「ミノアの虜」
 おわかりの人もいるかと思いますが、ギリシャ神話におけるミーノースの伝説から拝借しました。
「ミノス王の…」という意味でミノアという言葉を使いましたが、「ミノア」自体は後世、クレタ島の古代文明の発見者による造語とのことです。

 ミーノースは、ゼウスと人間の女との子で、クレタ島の王として、エーゲ海を支配したとされています。大変優れた人物だったようですが、王位継承の際、その証として海神ポセイドンに祈って、後に生け贄として返すことを条件に一頭の美しい牡牛を得ます。しかし、そのあまりの美しさに生け贄にすることをためらい、別の牡牛を生け贄にしてしまいます。約束を違えられて怒ったポセイドンは、牡牛を凶暴に変え、さらにミーノースの王妃パーシパエーが、その牡牛に猛烈な恋情を抱くよう呪いをかけました(えげつないなー)。恋に狂ったパーシパエーは、工匠ダイダロスに作らせた牝牛の張りぼての中に入り牡牛に近づき、牡牛への思いを遂げてしまいます(おいおい…)。そうして生まれた子供(えー…)は、人身に牛頭、生来の凶暴さを持つ怪物、ミーノータウロスとなってしまいます。ミーノータウロスは地下の迷宮に閉じこめられ、従国アテーナイから送られてくる生け贄の少年少女達を糧にしていましたが、後にアテーナイの英雄テーセウスによって殺されるのです。

 親の罪を背負って、異形として生まれ、異形のまま死ぬ運命の子供・・・今回の物語のテーマとリンクすると思いました。親の作った迷宮に閉じこめられ、同じように親の罪で生け贄となった少年少女達を喰らい、最後は自らの罪も背負い死んでいく。なんか現代的だなと・・。現実世界には、すべての業を断つテーセウスの剣はなさそうですが、物語というものは、少しだけ視界を明るくしてくれるんじゃないか、そうなればいいなと。

脚本担当。


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物語「ミノアの虜」の背景。 [物語「ミノアの虜」]

本作の舞台は、山間の平野部に、河川の浸食によって形成された扇状地にある
地方都市です。近隣の中クラスの都市が形成する経済圏に属し、近年におい
ても人口は増加傾向にあり、かつ構成する若年層の比率も高い。
急激な人口増加とそれに伴う建築ラッシュに、都市整備が追いつかなかったのか、
起伏の激しい土地にしがみつくように住宅が密集しています。そこは新興住宅地
であり、河岸段丘の下、古くから広がる豊かな田園都市とは不思議なコントラ
ストを描いているのです。


物語は、一九九〇年の夏から始まります。この町の小学校で起こる事件と、

それを見つめる一人の少年の周辺が綴られていきます。

rakugaki2010.jpg脚本担当。


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